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子どもたちが大好きな歌をえいごで吹き込んだ「えいごのうたえほん」(CD+絵本・財団法人民主音楽協会企画・制作・販売)が注目されています。 英語をネイティブのように発音したい、と思ってもなかなかそうはいきません。このえほんは、ペラペラ発音ができるようにフリガナ付き。ネイティブ歌手と優秀な通訳の監修のもと、読みカナを追っていくだけで、自然にネイティブの発音に近くなるようになっています。
うたは全20曲。そのなかには、KONISHIKIが表現力豊かに「大きな古時計」や「ロンドン橋」を歌い上げ、「さんぽ〜となりのトトロ」も特別収録されています。また、世界的絵本作家ワイルドスミスが2点の絵を提供するなど、子どもたちの想像力や感受性に訴えかける要素は十分。お父さん、お母さんたちも思わず一緒に口ずさみたくなるような楽しい本です。
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伊藤克敏神奈川大学大学院外国語学部教授は「子どもたちは遊びの“ついで”に言葉を習得していきます。英語を学ばせたいと思うなら、繰り返し英語を聞かせることが効果的です。教える必要はありません。お父さん、お母さんが一緒になって遊びながら外国語を聞かせるだけでいいのです」と話しています。
お子さんと一緒に絵本をみながらえいごの世界を感じてみませんか。
定価2,000円(税込み・CD+絵本)
問い合わせ MIN−ON中部センター?052−261−5391
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5名様にプレゼント
応募は、はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒450−0002/中村区名駅2−44−5、奥様ジャーナル「えいごのうたえほん」係へ郵送。5月31日必着。 |
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阿南農業体験「桑の実塾」
長野県下伊那郡阿南町が和合地区の暮らしの場を舞台に、農林業、郷土料理作りなどを体験してもらう「桑の実塾」を実施しています。季節の作業や祭り、山登りも交えての楽しいプログラムです。和合を流れるきれいな川や季節ごとに装いをかえる山々、ここで暮らす人々、ここで暮らす人々とのふれあいを楽しんでください。
和合自然探検
5月23日(日)午前9時―午後2時
定員30名 参加費1,000円
新緑の西峰を散策します。野鳥観察の先生をお招きします。
五平餅づくりと魚つかみ
6月6日(日)午前10時―午後1時
定員20名 参加費3,500円
渓流での魚つかみどりのほか、五平餅づくりにも挑戦。
問い合わせ・申し込み
阿南町役場振興課農政係 【電話】0260−22−4053 |
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名古屋市政の新年度がスタートしました。名古屋市は2005年の「愛・地球博」に向けてのパビリオン建設や整備だけでなく、環境問題、東海地震などさまざまな取り組みを行い、高い評価を得ています。そこで、松原市長に名古屋市のいろいろな政策について伺ってみました。(インタビュアーは横田佳代子さん)
横田 市長は名古屋の文化、歴史を子どもたちに伝えたいということで4月13日、23年ぶりに2つの小学校で授業をされたということですが、いかがでしたでしょうか。
松原市長 実際に300人から400人の子どもたちに問いかけをしながら話をし、時間内に終えるのは大変でしたが、子どもたちが自分の言葉でしっかりと感想を話すのには驚きました。各区の小学校を回るつもりですが、手ごたえを感じましたね。
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横田 市長さん自らの授業をしてもらい、子どもたちにも大変良い思い出になったと思います。今、話題となっている「愛・地球博」についての準備状況はどうでしょうか。
松原市長 名古屋市が責任を持って進めている博覧会関連のハードの部分は16年度予算でほとんど出来上がる予定です。アクセスの面では地下鉄の環状線と名古屋駅から金城埠頭までの西名古屋港線(あおなみ線)は10月6日に開通します。文化面では、徳川園のリニューアルオープンが11月2日、近代文学資料館を併設する旧川上貞奴邸(東区撞木町)を来年の2月か3月に開館する予定でいます。博覧会開催時期には、名古屋城の金鯱に地上に降りてもらい、名古屋の歴史の語り部として盛り上げに一役買ってもらうことにしています。
横田 博覧会の意義をどのように考え、どんなパビリオンを建設されますか。
松原市長 今回の博覧会では、スローライフが打ち出せればと思っています。20世紀、我々は少し走りすぎたので、もう少しスローに心豊かな生き方をしようと。だから名古屋のパビリオンは人間がもともと持っていた感性を取り戻す、光と風、水と音が自然に体感できる施設にしたいと考えています。地上47bに直径40bの世界最大の“巨大万華鏡”が浮かびます。外壁は塔の壁をさまざまな表情を見せながら流れるアクアウォール、周りには風を感じる風力計のようなものを付け、回転する力で下の木琴の音を出す「音階を奏でる音具」と市民参加で作った切き絵を使った「ライティングウォール(切り絵灯籠)」を配置します。博覧会を一過性のものに終わらせず、その成果を次世代に引き継ぎ、子どもたちに夢や希望を与え、大切にしていくことは何かを知らせる契機になればいいと思います。
笹島サテライト会場
若者が楽しめる施設に
本会場より一週間早く会場
横田 光と風、水が織りなす風景は、いやしの空間かもしれません。きっときれいな音が奏でられることでしょうね。笹島サテライト会場についてはどうでしょうか。
松原市長 笹島サテライト会場は、万博会場のウエルカムゲートとして本会場より一週間早く3月18日に開催します。広さは12fでナゴヤドームの10個分。会場内は中核施設、民間催事ゾーン、市民・企業参加ゾーンに分けられます。中核施設には、ライブホール「ZEPP」やシネマコンプレックスなど若者たちが楽しめる施設ができる予定で博覧会終了後も15年間残し、笹島のまちづくりの第一歩にしたいと考えています。
「自治環境グランプリ」と「環境大臣賞」
全国で第一号に受賞
市民との連名に受賞に意義ある
横田 夢がありますね。環境といえば、名古屋市は昨年5月「自治体グランプリ」を受賞されましたが、どのような点が評価されたと思われますか。
松原市長 「自治体環境グランプリ」(社会経済生産性本部主催)は220万の名古屋市民と本市が連名で「グランプリ」と全国で第1号の「環境大臣賞」をダブル受賞。とりわけ、「市民のみなさん」と「名古屋市」が連名で受賞したことに大きな意義があると思っています。平成12年8月の「名古屋の熱い夏」といわれた、市民ぐるみでのごみとの格闘で、全国に先駆けて容器包装の新資源回収を開始するために2300回の説明会を開催、開始後は10万件にも及ぶ苦情や質問が殺到しました。それが提言や提案に変わっていったのです。名古屋市民の底力を頼もしく思い、感謝しました。
横田 名古屋は市民組織がしっかりしているということでしょうね。
松原市長 私は「ゴミニケーション」と呼んでいるのですが、行政からの押し付けではなく、市民とNPO、事業者みなさんの協力の成果です。短期間に大都市では不可能とされた大幅なごみ減量を成し遂げたのですから。具体的にはごみ量は4分の3に、資源回収量は2、3倍に、埋め立て料は2分の1以下になりました。一人あたりのごみの量は900cと大都市では最少、先進国のなかで最も少ない水準になりました。しかし、ここ3年間はやや下げ止まりになっているので、もう一度危機感をもって分別・リサイクルの徹底に努めたいと思います。
東海大地震
国に早期対策主張
防災ハンドブック・避難所マップ 全戸に配布
横田 次に一昨年、名古屋市は東海大地震の対策強化地域に指定されたのですが、どんな対策をとられているのか教えていただけますか。
松原市長 名古屋市は政令指定都市として初めて強化地域に指定され、判定会召集時からの早期対策が必要だと主張して、国に働きかけてきました。名古屋市民以外に通勤、通学で常時50万から100万人の方がいらっしゃるわけですから、その方たちが帰宅困難になれば対応できませんからね。警戒宣言発令時には、市内全域で同報無線によるサイレンが鳴りますし、ソフト面では地震が起きたらどう対応するかという防災ハンドブック、避難場所マップを全戸に配布。東海地震が発生した場合、名古屋市の全地域の震度がどういう状態になるか、色分けした地震防災のハザードマップを今年中に作る予定です。また、病院や学校、区役所などの公共施設については、できる限り早く耐震補強をするための財源不足を補うため全職員に15年度から3年間で150億の給料カットをお願いしました。
敬老パスの一部負担
長期の安定的持続に必要
横田 涙が出るようなお話ですね。私たち市民にはこういう話はなかなか届きませんから。最後に敬老パスが無料から一部負担に変わりましたが、このことを少し伺いたいのですが。
松原市長 敬老パスは長年社会のために貢献してきたみなさんに感謝の気持ちを表すというものですが、これから20年、30年先でも今の制度を安定的に持続させるために一部負担をお願いしたものです。年間5000円ぐらいは負担していただけないか、生活保護世帯などは年間1,000円。受益者負担、世代間の負担を孝平に適切にしたいというのが基本的な考えです。「政令市では名古屋市だけの65歳から希望者全員に交付」という名古屋の福祉の象徴を守るためのぎりぎりの選択でした。一方で、子どもを生み育てやすい町を目指し、政令指定都市では初めて、子育て支援手当ての支給と第3子以降、3歳未満の子の保育料を無料にしました。
横田 自分たちが生活するリスクを少しでも負担するということが本当の意味での市民ではないでしょうか。激務が続いていらっしゃると思いますが市長の健康法を教えていただけますか。
松原市長 私の健康法は気のおけない友人たちとのおしゃべりや、眠くなるまで本や資料を読み、バタンと寝る方法です。朝、目覚ましがなるまでぐっすりと寝ます。
横田 今日は市民の一人として、いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。 |
横田佳代子プロフィル
名古屋市在住。56年から東映樺部支社宣伝課宣伝プロデューサーとして約120本の宣伝、キャンペーンを担当。退社後は(有)ペアレンツの代表取締役として、映画、音楽、書籍、雑誌の宣伝業務に携わる。現在、吉永早百合主演「北の零年」販促企画プロデューサー。子育て、主婦業に奮闘中。 |
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