>>No.158

   青島 幸男さん

 老人ホームに暮らす男たちが、もうひと花さかせたいと銀行強奪を計画する映画「死に花」が名古屋駅前のピカデリーほかで好評上映中です。彼らがねらうのは銀行地下金庫。掘って、掘って、堀りまくって現金17億円を奪取。一度きりの人生なら、人生最大の勝負をかけようとするのです。主演する男たちには、山崎努、谷啓、宇津井健のほか、放送作家やテレビの意地悪ばあさん役、前東京都知事として活躍された青島幸男さんが登場します。青島さんに伺いました。



プロフィール

 1932年、東京都出身。大学院通学時に療養生活を強いられ、漫才の台本を投稿したことを機に放送作家となる。その後は作詞・作曲、歌手、俳優、映画監督、作家(直木賞受賞)、参議院議員、東京都知事と活躍の場を広げる。映画では「釣りバカ日誌12史上最大の有給休暇」(01)など。



 このストーリーは、老人ホームで悠々自適の日々を送る老人たちにある日、仲間の死が訪れます。亡き友の残した「死に花」というタイトルのノートには穴を掘りまくり、銀行から17億円を強奪するという衝撃的な計画が書かれていたのです。残された5人は「死んだら終わり。生きているうちにひと花もふた花も咲かせて楽しもう」とのメッセージを受け、計画を実行しようと盛り上がります。彼らは楽しみながら穴を掘るのを日課としていきますが、突き進む5人の前には、驚愕の展開が待ち受けています。

 僕はお話をいただいて、即座に原作を読んだけれど面白かったし、よく出来ていました。犬童一心監督はどういう方か存知あげなかったけれど、もし、谷啓さんが出演するなら「僕も出演するよ」と返事をしたら、谷さんも同じことを言ってたみたいです(笑い)。僕がぼけ役で宇津井健さんが突っ込み、すっとぼけたリアクションでオチをつける谷さん、山崎努さんはおさえた芝居と、現場はよく爆笑の渦に巻き込まれました。4人が並ぶと何かやりそうで、わくわくしてくるでしょ。そのほか、長門勇さん、藤岡琢也さん、永遠のマドンナ、松原智恵子さんが出演します。

 舞台となった老人ホームは、33,000平方bのなかにプールや体育館もあり、優雅でした。エキストラとして出演された方もみえます。僕の穴池さんという役は、千人切りを目指し、女の子を追っかけている精力的なおじさんだけれど、とてもチャーミングなんです。どうやったら監督のイメージに近づけるか、努力しました。地の部分もあったかもしれませんね(笑い)。髪はみなさん脱色してシルバーに染めました。助監督さんは少し抜きなさいよ、と恐ろしいことを言うんですよ。染めるのはいいけれど、抜いたら生えないじゃない(笑い)。

 監督は役者の個性を的確にとらえて、「もうちょっと、もうちょっとなんですよ」とお願いされてしまう。朝まで続いた2日間の隅田川ロケをはじめ、撮影の終盤は銀行の地下金庫を目指して掘り進んでいくシーンなんかハードでね。トンネルの内部にひっきりなしにホースで水をまき、何回もテストする。とくに僕らの上によけいに降らせるので、なんてことをしやがるんだと思いました。土と泥で真っ黒、みなさんがスクリーンで見ていらっしゃるより相当きつかったですね。現場はたのしかったし、この映画の男たちのように、まだまだやれる、とテンションを高めて生きられたらすばらしいですね。

 テレビドラマ「意地悪ばあさん」は僕が35、6歳のときに50歳代の年代で演じましたが、最近演じた時は80歳の設定。年寄りに対するイメージが違ってきて、年を召した方からみれば、70歳なんか小僧っ子かもしれません。僕自身も、年をとった実感はありませんよ。この映画の主人公たちのようにいくつになっても夢を失わず、夢に近づこうとする。それが僕の若さの秘訣ですね。


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