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色どりよいボタンの花
総持寺--100種類のボタン咲く
バスは、各地から出発、長浜ICからぼたんとして有名な総持寺へ。同寺は、天平時代に行基菩薩が国分寺の試寺として開かれたのがはじまりといわれています。室町時代に足利義教から600石の朱印を賜り、諸堂伽藍が建立され、その後、姉川合戦のころ、信長の兵火で七堂伽藍は消失、豊臣秀吉の寺領寄進で復興しました。仁王門(滋賀県指定文化財)には、口を開けている阿形、口を閉じている吽形があり、みひらいた両眼の鋭い視線は拝む人の心底までくい込みます。
境内には、100種類、1,000株のぼたんが冬の積雪に耐えてピンク、白、赤、紫、黄色の華麗な花を咲かせており、見事です。また小堀遠州名勝指定庭園のほか、梅に松が生えている珍しい松梅木(しょうばいき)は商売繁盛や縁結びとして知られています。
昼食は彦根プリンスホテルでどうぞ。琵琶湖を眺めながら、思う存分お召し上がりください。メインの水郷めぐりは400年前、豊臣秀次が雅な宮中の舟遊びに似せて始めたといわれます。司馬遼太郎作「街道をゆく」にも登場。近江八幡の歴史と伝統を守り、水を浄化する「よし地帯」保護のため、手こぎ舟にこだわる本物の水郷めぐりです。豊年橋を出発し、古風な手こぎ舟に揺られながら琵琶湖八景の一つに数えられる景勝地を進んでいきます。よしは、この時期刈り取られていますが、目の前にそびえる八幡山や安土山、野鳥たちをお楽しみください。
続いてボランティアガイドさんとともに八幡堀と来日100年になるヴォーリズ建築を訪ねます。近江八幡は、近江商人の発祥の地。碁盤目状に区画された町並みには、商家や白壁の土蔵が往時の隆盛をしのばせ、八幡堀は、秀次が琵琶湖を往来する荷船をすべて八幡に寄港させるために設けた運河です。八幡商人の力は明治になっても大きく、全国初の県立商業学校が作られました。このとき英語教師としてアメリカから招かれたのは宣教師のウイリアム・メレル・ヴォーリス。彼は終生この町に留まり、建築設計事務所、製薬会社、学校、図書館、病院などの事業を展開し、大きな影響を与えました。その足跡をたどります。
最後は、蔵元「藤居本家」へ。ここは、江戸時代から酒造りを家業とし、宮中へ新嘗祭の御神酒を献上している酒蔵で、主家と書院は国の有形文化財として指定されています。近江の酒造り好適米を使い、能登の杜氏たちが技術の粋をつくして作り上げた美酒は酒通なら知らない人はないほどです。試飲コーナーで様々な味わいのお酒をどうぞ。
旬のバスツアーにふるってご参加ください。
■コース
各地出発8時―長浜IC-ぼたんの総持寺―彦根プリンスホテル(昼食・バイキング)-
水郷めぐりー八幡堀・旧市内散策―藤居本家(酒蔵見学)―レストランハイウエイー彦根
IC-各地18時30分ごろ着 |
■日程
●4月21日(木)
①名鉄バスセンターー鶴舞
②白土―相生山団地―鳴子団地
●4月22日(金)
①名鉄バスセンター
②黒川―大曽根―大幸東団地―茶屋ヶ坂
●4月25日(月)
①一社―千代ヶ丘―四軒家
②知立団地―豊明団地
●4月26日(火)
①中央台―桃花台
②菱野団地
■ 問い合わせ・申し込み
奥様ジャーナル事業部/担当・中坪
☎052-961-0333
(月~金午前9時―午後5時)
FAX961-0337(24時間受付)。
または、☎582-1071
■ 最少催行人数 30人
■料金
5,700円(昼食、船代、拝観料含む)
■主催 近江鉄道
■企画 ヤマナカ、奥様ジャーナル |
秋の八幡堀
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豊臣秀次が始めたという「水郷めぐり」
心地よい風が湖面を吹き抜ける
冬の積雪を耐えて花を咲かせるボタン
近江兄弟社学園
彦根プリンスホテルで昼食
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